#73:落語の面白さとは(ぷりん亭芽りんさん)

こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。

様々なレベルの英語学習者の方をゲストにお呼びして、
英語でしゃべっていただく「英語でSpeak Up!」。

今月のゲストは・・・

今回のゲストはバイリンガル落語をやっている
現役女子大生、ぷりん亭芽りんさんです。

今回は、落語の面白さについて
お話していただきました。

↓↓↓

英語でSpeak Up! #73:落語の面白いところとは(ぷりん亭芽りんさん)

英語の書き起こし&日本語訳

なぜ落語が好きか

――Why do you like RAKUGO?
(なぜ落語が好きなんですか?)

Merin: At RAKUGO, performer do everything.
(落語では演者は何でもできます)

You know, performer just use two props only, folding fan “SENSU”, and hand towel “TENUGUI”.
(演者は二つの小道具しか使いません、扇子と手ぬぐいだけです)

So, we have to express everything with our body or facial expression.
(ですから、体と表情ですべてを表現しないといけません)

But, we can be anything or anyone at RAKUGO.
(それでも、落語では私たちは何にでもなることができるのです)

And, RAKUGO performer cannot stand on the stage, we have to sit on the stage…
(落語では演者はステージに立ってはいけなくて、座らないといけないのですが)

――You have to, wow.
(そうしないといけないんですね、へえ)

Merin: Yes.
(はい)

So, you know… perform everything while we are sitting is really difficult.
(ですから、座ったまま色んなことをするのはとても難しいのですが)

But, it’s really fun to… find a way to perform.
(その中で表現する方法を探ることがとても面白いのです)

――So, what have you become in RAKUGO?
(では、落語でどんなものになったことがありますか)

落語では何にでも変身できる

Merin: Well, sometimes, of course, I become… human, many kinds of human like from young girls to old men.
(そうですね、もちろん人間になることがあります、若い女の子から年老いた男性まで、様々な人になります)

Or, sometimes, I became animals, some kinds of animals, like dogs or tigers or lions, like birds… or umm, I can be like alien or some kind like fairies.
(あるいは、動物になることもあります、犬とかトラとかライオンとか、鳥とか…エイリアンや妖精になることもあります)

Oh, or sometimes I can be a god at RAKUGO.
(あ、神になることもありますよ)

――God?!
(神ですか)

Merin: Yes.
(はい)

(Laughter)
(笑)

Merin: I can be a god.
(神になれるんです)

――Mmm, interesting.
(へえ、興味深いですね)

Merin: Yeah, and like expressing to transforming to other character is really fun for me.
(色んなキャラクターに変身するための表現をすることが私にとってはとても面白いです)

So, that’s why I really like RAKUGO.
(これが私が落語を好きな理由です)

――Mmmm.
(なるほど)

落語で生まれるグルーヴが心地よい

Merin: I like to do RAKUGO and I also like to watch RAKUGO.
(落語をやるのも好きですが、見るのも好きです)

You know, we can be anything or like audience can imagine.
(演者は何にでもなれるし、観客はそれを想像することができます)

And there’s no… like, no rule of what we imagine or what audience imagine.
(そして、演者や見ている人が何を想像するかルールはありません)

So, that’s the good point of RAKUGO, I think.
(これは落語の良い点だと思います)

Ummm, at RAKUGO, and there are many kinds of story, so… audiences from young audiences to old audience, can join to the same story and laugh at the same timing.
(落語ではたくさんの種類の話がありますが、若い観客から高齢の観客が同じ話を鑑賞して、同じタイミングで笑うんです)

So, watching at RAKUGO with many audiences will cause… like, kind of like groove.
(ですから、多くの観客と一緒に落語を見ていると、グルーヴが生まれます)

So… of course we can feel some groove, it’s really fun to like feel groove.
(グルーブを感じることができるし、グルーヴを感じることはとても楽しいです)

And, if I… if I am like the side of a performer, and like feeling that kind of like groove is really comfortable.
(それに、もし私が演者だったら、そういうグルーヴを感じることはとても心地良いことです)

And, feeling like a big family.
(大きな家族になったような感じがします)