#23:子どもに英単語を教える時に大事なこと(重森ちぐささん)

こんにちは、イングリッシュ・ドクターの西澤 ロイです。

様々なレベルの英語学習者の方をゲストにお呼びして、
英語でしゃべっていただく「英語でSpeak Up!」。

今月のゲストは「プラスワン英語法」が
人気を博している重森ちぐさ先生です。

石川県にある英会話スクールは、定員の
130名が満員で常にキャンセル待ち!

今回は、重森ちぐささんの「英語の教え方」の
秘密に迫ってみたいと思います。

↓↓↓

英語でSpeak Up! #023:子どもに英単語を教える時に大事なこと(重森ちぐささん)

英語の書き起こし&日本語訳

教えているのは「英語の“使い方”」

――So, how did you come up with the way you teach?
(そのような教え方にはどうやってたどり着かれたんですか?)

Chigusa: ちょっと待ってもらってもいいですか?(笑)

――I think your method is very original.
(ちぐささんのようなやり方は、他にはなかなかないですよね)

Chigusa: Ah, yeah. I think so.
(はい、そう思います)

――Oh, you do. (Laughter)
(あ、そう思うんですね(笑))

Chigusa: I do.
(思いますよ)

I teach them how to use English.
(私は英語の使い方を教えています)

――Okay. What do you mean, how to use English?
(なるほど。でもどういう意味ですか? 英語の使い方って)

Chigusa: For example, if I teach them some word, they have to use that word.
(例えば、なにかの単語を教えるなら、それを使えるようにならないといけないわけです)

Like, they have to make sentence. Not memorize.
(例えば、文を作るとか。ただ単語を暗記するのではなくてです)

Make some situation and sometimes they have to act.
(また、状況を考えたり、時には演技をしてもらったりすることもあります)

他のスクールとの大きな違い

――Hum…
(ふーむ)

Chigusa: Like we have a lot of role play practice.
(ロールプレイ練習をすることもたくさんあります)

――But you know, many English schools teach useful words and maybe they do a lot of role plays.
(でも、いろんな英会話学校でも使える表現を覚えたり、ロールプレイをやったりしますよね)

Chigusa: Uh-huh.
(はい)

――What’s the difference?
(一体何が違うんですか?)

Chigusa: Like, when I teach some vocabularies…
(例えば、単語を教える時であれば、)

Usually… a lot of teacher use flash card.
(多くの先生が、普通フラッシュカードを使います)

And then they… students have to repeat and repeat and repeat.
(そして、生徒はリピートをひたすらにやるんです)

――Hum…
(なるほど)

Chigusa: That’s the way to teach some words.
(それが、一般的な単語の教え方なんです)

――To kids.
(子ども向けの、ですよね?)

Chigusa: Uh-huh.
(はい)

But I don’t do it.
(でも私はフラッシュカードは使いません)

――You don’t?
(え、使わないんですか)

Chigusa: I don’t.
(はい)

1つの単語を深く、もちろん楽しく学ばせる

Chigusa: So, for example, if I give them a picture of pizza.
(例えば、ピザの写真を子どもたちに見せます)

――Okay.
(はい)

And of course they say like “Oh, pizza”.
(もちろん彼らは「あ、ピザだ」と言います)

And I say like “do you like pizza?”
(そこで私は「ピザは好き?」って聞きます)

And they say “yes”.
(「はい」と返ってきます)

“Okay, what kind of pizza?”
(「じゃあ、どんなピザが好き?」)

――Hum…
(なるほど)

Chigusa: And they are like “cheese one”.
(そうしたら「チーズのやつ」とか)

Some people say “pineapple”.
(「パイナップル」という子もいたりします)

And everybody say “woo”. (Laughter)
(で、みんなが「えー!」と言ったり(笑))

――(Laughter)

Chigusa: And “where do you eat?” とか “when do you eat?”
(そして「どこで食べる?」とか「いつ食べる?」とか)

So I ask them a lot of question about pizza.
(つまり、私はピザに関してたくさんの質問をするんです)

――Hum…
(ほぉぉ)

Chigusa: It takes a long time to teach just one word.
(1単語を教えるのに、結構時間がかかります)

But they like it.
(でも、子どもたちはそれを楽しんでますし)

And they can understand deeply.
(深く理解することができるんです)

――I see. I see.
(なるほど、なるほど)

ロボットではなく、想像力をもった子どもを育てている

――So, just teaching one word like “this is pizza” using flash cards… You think that’s not enough.
(つまり、フラッシュカードを使って「これがピザです」みたいに単語を教えるだけでは不十分だと)

Chigusa: That’s not enough.
(不十分ですね)

They can’t imagine.
(想像力が使えません)

Like, they know the name – pizza.
(ピザなどの名前は覚えられますけど)

But they don’t know when.
(「いつ」とかが言えないんですよ)

“When do you eat, like, usually?”
(「普段はいつ食べるの?」とか)

Like “where?”
(「どこで?」とか)

And I want to make them think.
(私は子供たちに考えて欲しいんです)

Just repeat and repeat is not fun and like a robot.
(ただリピートするだけじゃ楽しくないですし、それじゃまるでロボットですよね)